自転車タクシー
自転車タクシーは2011年より開発がはじまりました。 自転車タクシーをはじめたいというお客様よりデザイン、開発、製造を依頼されました。現在各地ではじまっている自転車タクシーの車両はほとんどがヨーロッパからの輸入にたよっており、日本独自の車両を作りたいという希望でした。
開発のコンセプト
- コンパクトであること(小回りがきく、機動力確保)
- 基本的に人力で走行可能であること。(軽量化)
- 可能な限り価格をおさえること。
デザイン
人間一人70kgとしても3人(運転手1人)で210kg。人力で動かすにはフレーム重量をどれだけ削れるかがポイントになります。
フレーム構造
前輪から後輪まで40ミリパイプでバックボーンを通し、左右に枝を伸ばす構造と前後輪の付近を着座位置にすることで加重のバランスを調整しました。
仮組み
仮組みが出来上がった。ここまで約一年。出来てみるとなんでこんなものすぐ出来ないのかと思います。が、試行錯誤の繰り返しでなかなか大変なもんなのです。まっすぐなパイプをぐにゅぐにゅ曲げていく職人さんの行程をみていると、やはりものづくりの人はすごいとおもいます。開発者も自分でいろいろ試作品をつくりますが、もっと年期を積まないといけません。